電気毛布 電気代|ホットカーペットと1時間

家電の選び方 公式情報の確認日 最終更新日 公開日 執筆 トムシ

結論

電気毛布は「強」でも1時間約1.0〜1.8円、2畳の電気カーペットは「中」で約7.1円(メーカー公表値)。同じ時間使うと、カーペットは毛布の数倍かかります。

寒くなると、寝るときの電気毛布や、リビングの電気カーペット(ホットカーペット)を出す家庭が増えます。どちらも「電気代が安い暖房」と言われますが、実際にどれくらい違うのかは、サイズと温度設定でかなり変わります。この記事では特定の製品をすすめるのではなく、メーカーが公式カタログや製品ページで公表している1時間あたりの電気代を並べ、使い方別に試算します。確認日は2026年10月16日です。

比較のしかたと前提

  1. 数値はメーカー公表値:パナソニックは日本電機工業会の測定方法にもとづいて測った1時間あたりの消費電力量から電気代を計算しています。測定時の室温は、電気毛布が10℃、電気カーペットが15℃(畳の上に広げ、同梱カバーを使用)です
  2. 単価は31円/kWh(税込):全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)の目安単価で、パナソニック・コイズミともこの単価で表示しています
  3. 条件が違う数値は直接比べない:室温が低いほど、また床材や掛け布団の有無で電気代は変わります。表は「メーカーの試験条件での目安」として見てください

電気毛布の1時間の電気代

メーカー・機種タイプ・大きさ定格消費電力1時間(強)1時間(弱め)
パナソニック DB-R32M掛け敷き・約188×137cm75W約1.7円約1.0円(目盛「3」)
パナソニック DB-R41L掛け敷き・約200×140cm75W約1.7円約1.0円(目盛「3」)
パナソニック DB-U31LS敷き・約160×85cm47W約1.1円約0.7円(目盛「3」)
パナソニック DB-U13T敷き・約140×80cm54W約1.0円約0.6円(目盛「3」)
コイズミ KDK-L504掛け敷き・約188×120cm75W約1.8円(約57Wh)公表なし
コイズミ KDS-50241R敷き・約140×80cm50W約1.1円(目盛「5」、約35Wh)公表なし

パナソニックの値は製品ページの仕様表(室温10℃)、コイズミの値は製品ページの「1時間あたり電気料金」です。DB-U13T(54W)よりDB-U31LS(47W)のほうが1時間の電気代が高いように、定格消費電力の大小と実際の電気代は一致しないことがあります。本体価格はオープン価格の機種が多いため、販売店で確認してください。

電気カーペット・ひざ掛け・足温器の1時間の電気代

機種(パナソニック)大きさ定格消費電力1時間(高・強)1時間(中)
電気カーペット DC-1NK1畳相当230W約5.1円約3.7円
電気カーペット DC-15NK1.5畳相当330W約7.9円約5.7円
電気カーペット DC-2NK2畳相当490W約10.4円約7.1円
電気カーペット DC-3NK3畳相当710W約14.6円約10.4円
電気ひざ掛け DC-H5約125×93cm75W約2.3円公表なし
ホットマット DC-PK3約43×120cm140W約3.1円公表なし
足温器 DF-SAC30約29×39cm30W約0.3円公表なし

電気カーペットの1時間の電気代は製品比較ページ(室温15℃)、定格消費電力はカタログのカバーセット品の値、ひざ掛け・ホットマット・足温器はカタログ(2025年8月現在)の値です。2畳の電気カーペットは、「高」で1時間335Wh、「中」で230Whと公表されており、定格の490Wより小さくなっています。温度調節でヒーターが入ったり切れたりするためで、考え方は暖房器具の電気代の比べ方で整理しています。

1晩・1か月・ひと冬の試算

上の1時間あたりの値に使用時間をかけて計算しました。ひと冬は、暖房器具の電気代の記事と同じく160日としています。

使い方(仮の条件)1日1か月(30日)ひと冬(160日)
掛け敷き毛布(DB-R32M)を「強」で8時間約13.6円約408円約2,176円
掛け敷き毛布(DB-R32M)を「3」で8時間約8.0円約240円約1,280円
掛け敷き毛布を寝る前に「強」で1時間だけ約1.7円約51円約272円
敷き毛布(DB-U13T)を「3」で8時間約4.8円約144円約768円
電気カーペット1畳(DC-1NK)を「中」で6時間約22.2円約666円約3,552円
電気カーペット2畳(DC-2NK)を「中」で6時間約42.6円約1,278円約6,816円
電気カーペット3畳(DC-3NK)を「高」で6時間約87.6円約2,628円約14,016円
電気ひざ掛け(DC-H5)を「強」で6時間約13.8円約414円約2,208円

メーカーの1時間あたりの値は丸められているため、試算は目安です。同じ6時間でも、2畳の電気カーペット(中)は電気ひざ掛け(強)の約3倍になります。ソファで1人だけ温まるなら、ひざ掛けや足温器のほうが電気代は小さく済みます。反対に、家族で床に座って過ごすなら、電気カーペットを必要な面だけ通電する使い方(パナソニックは面切り替えに対応した機種があります)が向いています。

選ぶときと使うときの注意

  • 自分の単価で計算し直す:31円/kWhは目安です。検針票の単価に置きかえると、自宅での金額に近づきます。計算式は統一省エネラベルの見方でも紹介しています
  • 電気毛布は寝る前に温めて、寝るときは下げる:製品評価技術基盤機構(NITE)は、就寝前に温めたあとは低い目盛りに下げる、就寝中はスイッチを切ることをすすめています。電気敷毛布にひざが長時間触れて重傷の低温やけどを負った事例も公表されています
  • 電気カーペットは折り曲げない・ソファの上に敷かない:NITEは、強い折りじわでヒーター線が断線して焼損した事例を紹介し、折り曲げたり、ソファやクッションの上で使ったりしないよう呼びかけています
  • 部屋全体を暖めるのは別の器具:電気毛布や電気カーペットは体に近いところを温める器具です。部屋の空気まで暖めたい場合はエアコンなどと組み合わせ、加湿が必要なら加湿器の電気代の比較も参考にしてください

冬に長く点ける照明の電気代は、暖房とは別に白熱電球・蛍光灯・LEDの電気代で年間の点灯時間から比べています。

よくある質問

Q. 電気毛布を一晩つけっぱなしにすると電気代はいくらですか?

パナソニックの掛け敷き毛布(75W)を「強」で8時間使うと約13.6円、目盛「3」なら約8.0円です(1時間あたりの公表値×8時間)。ただし安全面から、NITEは就寝前に温めて、寝るときは目盛りを下げるかスイッチを切る使い方をすすめています。

Q. 電気毛布と電気カーペットはどちらが安いですか?

同じ時間使うなら電気毛布です。公表値では、電気毛布は「強」でも1時間約1.0〜1.8円、2畳の電気カーペットは「中」で約7.1円、「高」で約10.4円でした。温める範囲が広いほど電気代は大きくなります。

Q. 定格消費電力から電気代を計算してもいいですか?

上限の目安にはなりますが、実際より高めに出ます。電気毛布や電気カーペットは設定温度に達すると通電が止まるため、たとえば2畳の電気カーペットは定格490Wに対し「高」で1時間335Whでした。比べるときは、カタログや製品ページの「1時間の電気代」や「1時間あたりの消費電力量」を見るのが公平です。

出典(メーカー公式・業界団体・公的機関、2026年10月16日確認)

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の商品・サービスの契約を勧めるものではありません。料金やプラン内容は変更されることがあります。記載は上記の「公式情報の確認日」時点のものです。契約前に必ず各公式サイトで最新の情報をご確認ください。